フジテレビ系列で始まったドラマです。
「社内いじめ」という、ある意味で重いテーマを採り上げています。
第一話を録画して観ましたが、はっきり言ってシラけました。
「いじめ」の凄惨さを演出しようとしてのことでしょうけれど、あまりにもあり得ない設定が多すぎたためです。
重いテーマであるが故に、あり得ない設定はシラけてしまいます。
これが、重いテーマでなければ、あり得ない設定は逆にリラックスする要素になるのですが…。
あれだけの規模の会社にしては、いくつかのあり得ない設定を採り上げると。
社外秘書類FAX送信
社外秘の書類をコピー機に置いたまま、その場所から離れることはありません。
それに、コピーしていたにも関わらず、FAXボタンを押しただけでリダイヤル送信してしまうようなFAX機は知りませんし、仮にあったとしても、そんな機種を採用することはありません。
見積書作成
新入社員に見積書を作成させることもありませんし、そのために新入社員一人だけ残業させることもありません。
封筒取り違え
書類と封筒の宛名を確認するのは常識なのですが、新入社員に仕事させた場合、必ず確認したか注意するのもまた常識です。
それに、故意に見積書を取り違えさせるような行為は懲戒処分に相当します。
やるとしたら、見積書ではないでしょう。
また、違う取引先の見積書が届いた時点で、その取引先は他社とは異なった取引条件を目にしているのですから、見積書の取り違えを謝罪して、さらに問題が大きくなる状況が理解しづらいです。
創立記念式典
いくら創立記念式典とはいえ、オフィスに誰もいなくなる訳がありません。
それに、通達が紙ですか?(驚)
冷凍倉庫閉じ込め
誰もが探しに行かないという状況はあり得ません。
少なくとも、作業していた倉庫に誰かを見に行かせるのが責任者の常識です。
それに、社員証や私物を捨てるにしても、あんな分かりやすいゴミ箱に捨てたりはしないでしょう。
「社内いじめ」という重いテーマにあえて挑戦したことは評価しますが、いじめに対抗できるだけの強い心を求めるような内容だとすると、その内容は評価に値しません。
「
いじめられる方にも問題がある」という言葉をよく聞きますが、いじめに関しては「
いじめる方が悪い」ということを前提にしなければ解決しません。
誰もが強い心を持てるわけではありませんし、支えてくれる人が必ずしも身近にいるわけでもありません。
いじめについて言えば、強い心を持てという言葉自体が、実は無責任で冷たい言葉だと思っています。